米国の高配当株は、連続増配銘柄がおすすめ!銘柄や最適な投資方法を紹介します
2021.06.02
目次
「米国の高配当株が気になる!」
「連続増配銘柄ってなに?」
近年、日本の投資家からも高い人気を誇る「米国の高配当株」。米国株は日本と違い、「配当重視」な株主を背景として、連続で増配当を続けている銘柄が多くあります。
その中でも「配当王」「配当貴族」とされる銘柄は、長きに渡る増配当で、減配の心配が少ないと注目が集まっているのです。
今回は、特におすすめの連続増配銘柄を紹介するとともに、稼ぐために最適な投資方法も解説します。
「配当王」は50年以上の連続増配
配当王とは、S&P500銘柄に限らず、50年以上も連続増配当をしている銘柄のことを呼びます。配当王のリターンは、長期的に見るとS&P500を上回ってきており、最も優良な銘柄です。
セクターは、生活必需品や資本財が多く、世界的に有名な巨大企業が名を連ねています。その中でも、さらに厳選した3銘柄をご紹介します。
コカ・コーラ
コカコーラは、日本でも知らぬ人はいないでしょう。代表商品であるコカ・コーラやスプライトを主にして、商品開発も手掛ける飲料水メーカーです。
58年も連続増配しており、今後も成長が期待されています。飲料水業界は他の食品業界と比べて年率が高く、4.1%という数字が出ています。(2021年4月末現在)
ジョンソンエンドジョンソン
ジョンソンエンドジョンソンは、バンドエイドやリステリンなどで有名な、ヘルスケアメーカーです。健全性が最も高いとされるAAA格に認定され、58年の連続増配をしています。
消費者向けだけでなく医療機器も手掛けていることから、今後も需要は高く安定するでしょう。また、ヘルスケア分野ではトップの座に君臨していることから、信用度も高い株です。
プロクター&ギャンブル
P&Gで有名な同社は、なんと64年も連続増配しています。生活必需品メーカーとして名高い巨大企業ですが、アリエールやファブリーズと聞くとわかりやすいかと思います。
生活必需品はすでに成熟した業界なので、今後の急激な成長は見込めない可能性があります。ただし、生活必需品は需要が無くなることありませんので、安定した配当利回りを目指すことは十分可能です。
25年以上の増配当銘柄「配当貴族」も要チェック
配当貴族は、S&P500銘柄で構成され、なおかつ純資産総額が30億ドル以上。さらに、25年以上増配当している銘柄のみが分類されています。
割合が多いセクターは、配当王と同様の生活必需品や資本財です。配当貴族の厳選銘柄も、見てみましょう。
ペプシコ
ペプシコは、コカ・コーラの競合「ペプシコーラ」を代表とする食品メーカーです。ペプシコーラ以外にも、スナック菓子を手掛けています。
48年連続増配しており、特に食品業界は世界人口に影響するので、今後も拡大が見込まれます。
ウォルマート
日本では、あまり馴染みのない会社かと思います。しかし、ウォルマートは売上高世界一を誇るスーパーマーケットチェーンなのです。
46年連続増配しており、低価格販売を徹底している他、食品の小売市場は景気変動しづらく安定しています。
マクドナルド
日本マクドナルドでもお馴染み、ハンバーガーを主力にしたファーストフードチェーンです。44年増配当しています。
米国は、ハンバーガーの母国とされており、今なお高い人気を誇っています。健康志向の高まりはあるものの、手軽に安価で食べられるマクドナルドは、今後高い人気と成長が見込まれます。
連続増配銘柄の最適な投資方法とは
長期で、減配の心配が少ない連続増配銘柄。現在の利回りも大切ですが、今後も長期的な配当成長を期待できる点も魅力です。さらに、運用の際には、ぜひ合わせて知って欲しい最適な投資方法があります。
まず、銘柄を選ぶ際には目安を設けましょう。配当利回り2.5%以上、増配率7%以上を目安にしてみることをおすすめします。
また、長期的な資産形成には、積み立て投資が最適です。一定数ずつ買い増しすることで、ドルコスト平均法に該当して含み損のリスクを回避できます。積み立て投資は、原資を膨らませるという効果もあるので、ぜひ参考にしてください。
※ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品において、常に一定の金額で、時間を分散し定期的に買い続ける手法を言います。 つまり、基準価格が上昇したときには購入株数が下がり、価格が下落したときには購入株数が上がります。これにより、購入額を均等にすることができるのです。
最後に、得た配当金は再投資をおすすめします。現在、メガバンクの年率はおよそ0.001%です。金融機関に寝かせておくよりも、高配当株に分散投資する方が、リスクを抑えつつ資産を増やすことが可能になります。
米国の連続増配当銘柄で、安定した資産形成を目指しましょう
「人生100年時代」と言われる現代では、将来に備えた資産形成が必要不可欠です。
「米国株なんて運用したことないし、リスクは大丈夫なの?」
そんな人こそ、米国株の連続増配銘柄をおすすめします。米国株は、日本株と比べて成長が著しく、人口増加も見込まれているので、今後も株価上昇が期待されているのです。
積立投資やETFなどで分散投資することで、リスクを抑えることもできます。連続増配銘柄を対象としたETFもありますので、気になる人はチェックしてみてください。
「配当王」や「配当貴族」の銘柄は、どれも優良株ばかりですので、長期的に安定した利回りを目指しましょう。