資産運用に迷ったら米国株ETFを買えば大丈夫!おすすめ銘柄15選を紹介

2021.08.31

「堅実かつ効率的に資産運用したいけど、どの銘柄に投資すればいいの?」

「セミリタイアしたい!おすすめの投資先は?」

人生100年時代やFIRE、将来のための資産形成に悩んではいませんか?資産を増やしたいけど、「何に投資すべきか?」疑問に思いますよね。

これから投資をはじめたい初心者には、つみたてNISAを活用した堅実な投資方法がおすすめです。しかしセミリタイアを目指す人には、少し物足りないかも知れません。

そこで今回は、資産形成にもう1歩踏み込んだ投資方法「米国株ETF」を解説します。おすすめ銘柄を活用すれば、十分な資産形成が可能です。ぜひ参考にしてみてください。

米国ETFの魅力

そもそもETFとは「上場投資信託」のことを指します。優れたインデックスファンド投資と言えるのです。連動している指数は株式だけでなく、債権やREIT、商品先物市場に投資するコモディティも含まれます。

つみたてNISAで行うインデックス投資も、堅実で魅力的です。しかし流動性や時価総額、保有コストはETFの方が優れていると言えます。

実際に日本株と米国株(ナスダック)の、比較チャートを見てみましょう。

参考:ライオン兄さんの米国株FIREが最強

1990年頃は、両者の株価に大きな差はありません。しかし2021年現在では、株価に大きな差が生じています。米国株はバブルの最高値を更新し続けており、米国株市場に投資することで高いリターンを期待できるのです。

またETFの純資産総額は増え続けています。つまり米国株ETFに資産が集まっており、今後も成長が期待できるのです。

米国個別株への投資

「米国株ETFが良いなら、個別株投資も良いのでは?」と疑問に思うでしょうか。確かに米国個別株への投資は、ハイパフォーマンスを期待できる魅力があります。

ただし個別株投資は、暴落時のリスクが大きいので注意が必要です。さらに四半期に1度、必ず決算書を読まなければいけません。ポートフォリオのバランスを保つのも難しいので、初心者にはおすすめできないのです。

その点ETFは分散が効いており、リスクが低く安心。「投資をこれからはじめたい!」という人は、ETFで投資を勉強しつつ徐々に個別株投資へ挑戦しましょう。

ETFのメリット

ETFのメリットには、主に3つのポイントが挙げられます。

  • 1銘柄・少額から購入可能で、分散が効く
  • 経費率が安い
  • 市場でリアルタイム売買が可能

ETFは1銘柄から購入できるので、数千円から投資が可能です。またVOOは500社へ分散投資ができ、VTIは3,800社、VTはなんと8,000社にまで分散が効きます。

そしてETFの経費率は、0.03%ほどと安価。市場でのリアルタイム売買も可能なので、流動性が高いという魅力もあります。

米国株ETFおすすめ銘柄15選

下記では米国株ETFのおすすめ銘柄を15選ご紹介します。こちらの銘柄だけでも、十分に資産運用が可能です。ぜひ参考にしてみてください(数字は2021年7月9日時点)。

株式指数ETF

銘柄ベンチマーク経費率配当株価
VOOS&P5000.03%1.32%396ドル
VTI全米株式0.03%1.25%223ドル
QQQナスダック0.20%0.48%358ドル

S&P500をベンチマークにしたETFは他にもありますが、VOOは経費率が安い点が魅力です。また純資産が今後増えれば、さらに経費率が下がる可能性もあります。VTIは3,800社への分散が効き、配当金もVOOと大差ありません。大変おすすめな銘柄です。

さらに高いリターンを目指すなら、QQQもよいでしょう。ナスダックは過去10年、年率が17%ほどで成長しているのです。ただしナスダックは、ハイテク銘柄が多いのでリスクもあります。リスクを踏まえた上で、ポートフォリオの一部に組み込むのがおすすめです。

世界株式ETF

銘柄ベンチマーク経費率配当株価
VT全世界0.08%1.65%103ドル
VEA米国を除く先進国0.05%2.48%51ドル
VWO新興国0.10%2.03%52ドル

世界株式ETFは米国で上場していますが、ETFを使って世界の株式に投資可能。VTは8,000銘柄に分散が効き、日本でも非常に人気の高いETFです。日本円で1万円程度から投資できるのも魅力でしょう。

VEAは日本を含む先進国(米国は除く)に分散投資ができます。配当がしっかり出るのも魅力の1つです。VWOは新興国への分散投資に最適なETFと言えるでしょう。

債券ETF

銘柄ベンチマーク経費率配当株価
BND米国債券市場0.04%1.98%86ドル
AGG米国債券市場0.03%1.88%116ドル
TLT長期米国債0.15%1.46%148ドル

債券ETFをポートフォリオに組み込むことで、価格変動を抑える効果があります。それにより、リスク分散が可能になるのです。

加えて債券ETFには、毎月分配金が出るという魅力もあります。BNDやAGGは米国債券市場をベンチマークにしており、格付けが高い債券への分散投資が可能です。2つの銘柄に大差はありません。またTLTは、米国の国債のみに投資できます。

商品ETF

銘柄ベンチマーク経費率配当株価
GLDゴールド0.40%0.00%168ドル
IAUゴールド0.25%0.00%34ドル
IYR不動産0.41%1.97%103ドル

GLDはメジャーな商品ETFであり、東証にも上場しています。最も純資産が大きく、流動性のある銘柄です。また不動産ETFなら、IYR一択でよいでしょう。

高配当ETF

銘柄ベンチマーク経費率配当株価
VYMFTSEディビデンド・インデックス指数0.06%2.79%103ドル
HDVモーニングスター配当フォーカス指数0.08%3.58%96ドル
SPYDS&P500高配当指数0.07%4.86%39ドル

VYMはバンガード社提供。金融セクターが多いものの、キャピタルゲインも狙える優秀な銘柄です。HDVはブラックロック社提供、エネルギーセクターが多いです。

SPYDはS&P500の中から、高配当な80銘柄を選出し組み込んでいます。不動産と金融セクターが多いという特徴があります。

高配当株ETFについてもっと知りたい!という人は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。

米国株ETFで安定かつ堅実な資産形成を目指そう!

米国株ETFを購入するなら、上記15銘柄に投資すれば十分な資産形成を目指せます。また利用する証券会社は、為替手数料を抑えられるSBI証券がおすすめです。SBI証券なら、VOOとVT、VTIを手数料無料で購入できます。

資産形成に迷ったら、まずは米国株ETFで運用しましょう。安定かつ堅実に、さらに高配当を期待できる銘柄もあります。ぜひ当記事を参考に、米国株ETFをはじめてみてください。