FIREしたいならレバナスはNG!その理由を徹底解説します

2021.08.25

「レバナスのリターンが凄いって本当?」

「FIREするために、レバナスで早急に資産形成したい!」

レバナスは「レバレッジナスダック」と呼ばれる金融商品の1つです。レバナスは「うまくいけば高いリターンを期待できる」と、近年でも人気が絶えません。

しかしレバナスには、高いリスクも伴います。そのためFIREするには不向きな金融商品と言えるのです。当記事では、FIREするならレバナスはNGである理由を解説します。リスクを把握せずに後悔しないよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

レバナスとナスダックの違い

そもそもナスダック100とは、ITセクターに集中した株価指数のことです。セクター構成にITを集めたものなので、S&P500やNYダウよりも高いリターンを期待できます。ただしITやハイテク銘柄はリスクが高く、「リスク許容度」の高い人向けの商品と言えるでしょう。

そしてレバナスは、上記のナスダック100に「さらに2倍のレバレッジ」がかかっています。レバレッジとは「てこの原理」という意味。少ない資金で大きな金額を動かせる「禁断のイケイケ金融商品」と言えるのです。

「ifleeレバレッジナスダック」は日本で購入できるレバナス銘柄であり、1日だけナスダックの2倍の動きをします。レバナスはハイリターンを得られる可能性がありますが、下記のデメリットも考慮しなければいけません。

  • ハイリスクハイリターン
  • 保有コストが高い
  • リスクを理解しうまく投資する人もいれば、正しい知識がなく失敗する残念な人もいる

レバナスに投資する際に重要なことは、リスクを理解することです。下記ではリスクを正しく理解するために、過去のデータを用いて解説します。

レバナスとFIRE

レバナスの魅力は、なんといっても「非常に高いリターン」を期待できることです。過去のチャートを見てみましょう。

こちらは2007年から2021年までに、毎月10万円積立投資をした場合のチャートです

。価格が急上昇している青い線がレバナス。赤はナスダック、黄色はS&P500を指しています。

形成できた資産は、レバナスの場合約3億円です。しかし最大資産からの最も大きな下落率(マックスドローダウン)は80%を終えており、リスクが非常に高いことが伺えます。

チャートだけを見ると、レバナスは夢がある魅力的な商品です。しかしFIREをするなら、レバナスは向いていません。その理由について解説します。

FIREの成功確率

ここで簡単に、FIREの考え方と成功確率についてご紹介します。FIREとは簡単に言うと、年間支出の4倍の資産をつくれれば、毎年4%を取り崩しても元本は減らないという考え方です(4%ルール)。例えば、年間支出が400万円の場合、FIREに必要な資産は1億円ということになります。

冒頭で「FIREするならレバナスはNG」とお話しましたが、早期のFIREを目指すためにレバナスを利用するなら、選択肢の1つとしてはよいでしょう。うまくいけば、FIREへの時間短縮が叶うかも知れません。

ただしFIRE後に、レバナスでの運用は危険です。そもそもFIRE4%ルールで生活する人にも、60年後に失敗する人が約1割います。

どんな人は失敗するのか?それは株式市場が暴落したときに、資産を切り崩した人です。そもそも4%ルールは、株式市場が上昇していなければ適用できません。

暴落時にFIRE前もしくは資金の余力がある場合、積立投資を継続することで危機回避ができます。しかしFIRE後で積立投資の余力がない場合は危険です。一気に利益がなくなってしまう可能性もあるからです。

そうなると4%ルールが適用できません。さらにナスダックはほとんど配当金が出ないので、窮地に立たされることになるのです。

FIREには失敗する人もいます。レバナスを活用は、FIRE前の資産形成のためなら、良い場合もあります。しかしFIRE後には、S&P500やVTIなど米国のトータルストックマーケットか格式の高い社債や米国債で運用するのが基本です。

※4%ルールはこれらで運用することが大前提の研究結果です。

レバナスは売り抜けないと危険

最適なFIREは、資産の他に現金クッションを用意しておき、株価が下落したときに資産を取り崩さないことです。なによりも、資産元本の切り崩しを防がなければいけません。

2000年に起きたITバブルでは、ナスダックが大暴落しました。そして株価が回復するまでに、実に17年もの時間を要したのです。

このチャートはナスダックのものです。レバナスは、上記チャートにさらに2倍のレバレッジがかかっています。

ナスダックへの投資は、積立投資をしている期間であれば問題ありません。しかし問題は、FIRE後もレバナスの資産を保有し続け、株価の暴落が起きたときです。作り上げた資産は大幅に減り、最悪の場合、長期間資産から現金を引き出せなくなる可能性があります。

レバナスを売り抜けるためには、相場サイクルを学び、暴落が来る前に売り抜けることが必要不可欠です。知らずに運用を続けているレバナス初心者は、非常に危険な状況だと言えます。

レバナスのリスクを把握して資産を守ろう

レバナスはハイテク銘柄に集中し、さらに2倍のレバレッジがかかった金融商品です。ハイリスク・ハイリターンなので、リスクをしっかり理解した上で投資する必要があります。

レバナスはうまく使えば、FIREへの期間短縮に有効な場合もあります。レバナスを売り抜け、資産形成を成功させるためには相場サイクルを学ばなければいけません。

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初心者が何も知らないまま、レバナス運用を続けるのは危険です。しっかりと知識・リスク許容度を確保した上で、運用しましょう。