投資信託と株式投資の違いを比較!おすすめの投資方法も紹介
2023.02.20
投資信託と株式投資の違いを比較!おすすめの投資方法も紹介
「投資信託と株式投資はどう違うの?」
「投資を始めるならどっちがおすすめ?」
ひと言で「投資」といっても、投資先や運用手法はさまざまです。中でも「投資信託と株式投資はどう違うのか」と疑問を抱く投資初心者は少なくありません。
しかし、投資信託と株式投資は全くの別物。投資による資産運用をするなら、自分の目的や状況に合った投資方法を選ぶことが大切です。
そこで当記事では、投資信託と株式投資の違いを比較します。おすすめの投資方法も解説するので、参考にしてみてください。
投資信託と株式投資の違いを比較
投資信託と株式投資の違いを以下の項目で比較します。
- 運用方法
- 必要な資金
- 運用コスト
冒頭で述べた通り、投資信託と株式投資は全くの別物です。それぞれの違いを解説するので、しっかり理解しておきましょう。
1:運用方法
投資信託と株式投資の違いは運用方法です。
- 投資信託:株や債券が組み込まれたファンドをプロが運用
- 株式投資:自分で株価や決算書をチェックして投資判断をする
自分で投資先を選んで投資するのが「株式投資」、ファンドを選んでプロに運用を代行してもらうのが「投資信託」です。
株式投資は自分で投資判断を行う必要がありますが、1つの銘柄の株価が上昇すれば短期間でもハイリターンを目指せます(状況による)。ただし、株価が下落するとその分損が生じます。
一方、投資信託はいわゆる「株の詰め合わせパック」です。複数の株や債券などが組み込まれたファンドを選べば、運用はプロが行います。極端にいえば、ほったらかしでもOKです。
株式投資と比べると短期間で目指せるリターンは小さいものの、その分暴落リスクも低いのが特徴です。
2:必要な資金
投資信託と株式投資は、必要な資金も違います。
- 投資信託:最低100円もしくは1,000円から始められる
- 株式投資:1万円前後、分散投資をする場合は数万円~数十万円
投資信託は、証券口座によって異なるものの最低100円もしくは1,000円から購入できます。投資信託は複数の投資家から資金を集めて銘柄を運用するので、必要な資金は少なくてもOKです。
対して、株式投資は1株あたり1万円前後が相場です。中には1株3、4万円するものもあります。また投資はリスクを抑えるために分散投資するのが一般的なため、株式を複数購入するとなると最低でも数万円、多いと数十万円〜というある程度の資金が必要となります。
3:運用コスト
投資信託と株式投資は、運用コストにも違いがあります。
- 投資信託:販売手数料・信託報酬・信託財産留保額
- 株式投資:売買手数料
株式投資にかかる運用コストは売買手数料のみです。名称のとおり、株式を購入するとき・売却するときに手数料がかかります。
ちなみに売買手数料は証券口座によって若干異なるものの、店舗よりもネット証券のほうが安く、お得です。
一方、投資信託は販売手数料(購入・販売時)のほか、ファンドの運用を任せるための信託報酬、解約時に発生する信託財産留保額などがかかります。
一見「投資信託は運用コストが高いのでは?」と感じるかもしれません。しかし、投資信託の中には「ノーロードファンド」と呼ばれる販売手数料がかからない銘柄もあります。
またインデックスファンドは信託報酬が安い銘柄も多いので、それぞれをうまくポートフォリオに組み込むことで「手数料がかかりすぎ」という事態を防げるでしょう。
さらに、積立NISA口座で投資信託を運用すれば、通常発生する約20%の税金も非課税になります。
投資信託と株式投資どっちがおすすめ?
初心者が投資を始めるなら、株式投資よりも投資信託がおすすめです。株式投資は1株ずつの購入、また各種リサーチが必須です。そのため、投資初心者かつ経済や相場の知識が浅い人にはあまりおすすめしません。
【投資信託と株式投資の比較表】
投資方法 | 必要な資金 | 分散投資 | リターン | リスク |
投資信託 | 最低100円~ | ◎ | 中 | 中 |
株式投資 | 1万円前後~ | ×(※1) | 高 | 高 |
※1:複数の株式を購入することで分散投資は可能
投資信託は「株の詰め合わせパック」なので、1銘柄を購入するだけで自動的に分散投資ができます。「投資信託(インデックスファンド)はリターンが低い」と言われることもありますが、長期で見ると平均利率は4%ほどと十分な運用益を目指せます。
一方、株式投資は年間5%以上のリターンを期待できる点が魅力です。市場や経済、株価チェックなどを徹底している投資家であれば、短期間でハイリターンを目指すこともできるでしょう。
ただし、投資は「リターンが高ければリスクも高くなる」「リターンが低ければリスクも低くある」がセオリーです。
そのため知識や経験が浅い投資初心者は、投資信託による少額・分散・長期投資でリスクをできるだけ抑え、堅実に資産を積み上げていくのがおすすめです。
投資信託で実践と勉強を積んだ先で、株式投資に挑戦してみるのがよいでしょう。
投資信託と株式の違いを理解して資産運用を行おう!
投資信託と株式投資には、運用手法・必要な資産・運用コストなどに違いがあります。それぞれの違いを理解したうえで、自分の目的や状況に合った投資手法を選ぶのが大切です。
「投資を始めてみようかな」という初心者には、リスク管理がしやすい投資信託をおすすめします。投資信託で実践を積みながら投資の勉強をし、徐々に高いリターンを目指せる資産運用にチャレンジするのがよいでしょう。
とはいえ「投資信託でも具体的にどのように始めればいいかわからない」という人も多いです。投資の勉強をしたい人は、financial free collegeの「無料勉強会」をチェックしてみてください。