銀行で投資信託はダメ?安定したリターンを目指すならネット証券で購入しよう
2023.01.27
目次
「投資信託を購入したいけど、銀行はダメって本当?」
「投資信託を購入するなら銀行とネット証券どちらがよい?」
投資初心者が資産運用を始めるとき、自動的に分散投資ができる投資信託は堅実な方法です。しかし、投資信託を銀行で購入するのはおすすめしません。
当記事では、銀行での投資信託購入をおすすめしない理由を解説します。ネット証券で購入するメリットも紹介するので、安全性の高い投資信託を購入するための参考にしてみてください。
銀行で投資信託を購入するのがダメな理由
銀行で投資信託を購入するのがダメな理由は以下のとおりです。
- 手数料が高い商品を薦められるから
- 損をしている人の割合が高い傾向があるから
それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
1:手数料が高い商品を薦められるから
銀行で投資信託を購入するのがダメな理由は、手数料が高い商品を薦められるからです。そもそも、投資信託には以下3つの手数料がかかります。
- 買付・販売手数料:投資信託の買付・販売時にかかる手数料
- 信託報酬:投資信託の運用管理にかかるコスト
- 信託報酬留保金:投資信託を解約するときに発生する手数料
投資信託を運用するためには手数料がかかりますが、ネット証券には販売手数料や信託報酬留保金(解約金)0円、信託報酬0.2%未満の銘柄が豊富です。
一方、銀行の窓口で投資信託を購入すると、手数料が1%を超える商品を薦められるケースが多々あります。
「1%」と聞くと安く感じるかもしれませんが、1,000万円の資産を運用している場合は10万円の手数料がかかります。0.2%では2万円なので、差は一目瞭然です。
銀行は利益を出さなければいけないため、薦められる金融商品は「銀行ファースト」になりがちです。手数料の安さは「手元に残る資産額」に影響するため、投資信託を銀行で購入するのはおすすめしません。
2:損をしている人の割合が高い傾向があるから
銀行で投資信託を購入するのをおすすめしない理由は、損をしている人の割合が高い傾向にあるからです。
マネー・経済関連の情報サイト「ZAi NEWS CHANNEL!」の調査では、銀行よりもネット証券で運用した投資信託のほうが利益を出している、という結果が出ています。
【利益を出した人の割合】
- 銀行(29行):54.1%
- ネット証券(4社):63.8%
上記はあくまでも一例ですが、銀行よりもネット証券のほうが利益を目指しやすいと言えるでしょう。
投資信託を買うなら銀行よりもネット証券がおすすめ!
投資信託を買うなら、銀行よりもネット証券がおすすめです。ネット証券には、さまざまなメリットがあります。
- 運用コストが安い
- 取扱銘柄が豊富
- 各種設定・ツールが充実している
- 店舗へ足を運ぶ必要がない
ネット証券最大の魅力は運用コストが安いこと。運用コストは手元に残る資産に大きく影響するため、パフォーマンスだけでなく「コストの安さ」にも注目すべきです。
銘柄数だけでなく、販売手数料0円の「ノーロード型」の取り扱いも豊富なので、自分の目的に合った商品が見つかるでしょう。
またネット証券には、手軽に投資信託の売買や情報把握ができるツールも充実しています。定期積立設定をしておけば、感情に左右されずコツコツ積立投資を継続できます。
投資初心者はネット証券×積立NISAで安定した資産形成を
投資初心者は、ネット証券で積立NISAを行うのがおすすめです。積立NISAは最大20年間の非課税枠を利用できる制度で、運用益に対して税金がかかりません(年間上限40万円)。
※積立NISAは2024年1月に改正されます。詳しくはこちらをチェック
積立NISAの魅力は多岐にわたりますが、投資初心者におすすめの理由は以下のとおりです。
- 最大20年間の非課税枠を利用できる(2024年以降は無制限)
- 金融庁が厳選した優良銘柄(投資信託・ETF)を購入できる
- 少額から投資できる(100円もしくは1,000円からOK)
- 少額・長期での分散投資で低リスク
積立NISAは金融庁が2018年に開始した制度で、2024年度改正で恒久化も公表しています。積立NISAは少額から始められるだけでなく、長期・分散投資によって初心者でも比較的低リスクで運用ができます。
そのため「投資にまわせる余剰資金が少ない」「できるだけ低リスクで資産運用をしたい」と考えている人でも安心です。
積立NISAについては以下で詳しく解説しているので、気になる人は読んでみてください。
投資信託は銀行ではなくネット証券で購入しよう
「投資信託の購入先なんてどこも同じでしょう?」このように考える人は少なくありません。しかし、運用コストや取扱銘柄の豊富さなど、購入先ごとで違いがあります。
投資信託は、銀行よりもネット証券で買うのがおすすめです。運用コストが安く、積立NISAを使えばさらにお得に資産形成を行えます。