投資信託とは?初心者向けに簡単に解説

2022.12.09

投資をしたことがない初心者は、投資信託に対して「リスクがあるもの」「自分には縁がないもの」といったイメージを抱きがちです。しかし、今後の日本の経済成長や物価上昇などを考えれば、貯金だけで将来に備えることは難しいでしょう。

投資信託は、投資手法によってはリスクを抑えつつ、十分なリターンを目指せる資産形成の手段の1つです。当記事では、投資信託の概要やメリットについて、初心者でもわかりやすいよう簡単に解説します。

投資信託とは?

投資信託とは、複数の投資家からお金を集めて大きな資金としてファンドマネージャー(投資運用のプロ)が運用し、生じた利益が投資家へ分配される仕組みの金融商品です。

【投資信託のイメージ】

引用:一般社団法人 投資信託協会

投資家から見れば、少額でさまざまな銘柄に投資できるという魅力があります。1つの投資信託銘柄を購入すれば、ファンドマネージャーが複数の投資先へ投資して運用。「株の詰め合わせパック」とイメージするとわかりやすいでしょう。

個別株投資は価格が下落したときの影響が大きい一方、投資信託であれば複数の投資先に投資しているため、投資先Aの価格が下がっても、投資先B・Cの価格が下落していない場合は、投資家への影響が少なく済みます。

金融商品のため暴落リスクがあるものの、投資先を複数もつことにより「リスク管理」が容易です。

投資信託は決して高いリターンが期待できるものではありません(銘柄によって異なる)が、インデックスファンド(※)であれば利回り4%ほどを目指せます。

※株価指数などの指数に連動した運用を目指す投資信託

投資信託の特徴・メリット

投資信託の特徴・メリットを紹介します。

  • 投資のプロに運用を任せられる
  • 分散投資でリスクを抑えられる
  • 少額投資でも形成資産を目指せる

投資信託は、初心者が始めやすいと言われる特徴・メリットが豊富です。それぞれ解説するので、参考にしてみてください。

1:投資のプロに運用を任せられる

投資信託の特徴は、投資のプロに運用を任せられる点です。通常、投資は自身で銘柄を選び、チャートをチェックするなどしながら資産を運用します。

投資先の特徴や成績などを把握する必要もあるため、投資初心者が利益を得ながら運用を継続するのは難しいのが現状です。

一方、投資信託なら数ある「株の詰め合わせパック」の中から投資先を選ぶだけでOK。運用はファンドマネージャーがしてくれるので、積立投資(毎月定額を積み立てる)なら極論「ほったらかし」でもよいのです。

2:分散投資でリスクを抑えられる

投資信託のメリットは、分散投資で投資におけるリスクを抑えられる点です。分散投資とは、投資先や投資するタイミングを分散すること。分散投資は暴落時のリスク軽減につながるため、初心者は必ず押さえておきたいポイントです。

投資信託は「株の詰め合わせパック」のため、1つの銘柄を選ぶだけで自動的に分散投資が実現します。また、投資信託は長期で運用することで、暴落リスクの軽減に加えて十分な利益も期待できます。

以下「日本証券業協会」が公表している「保有期間による分散投資」のリスク軽減効果について見てみましょう。

引用:日本証券業協会

上記は、金融商品を5年間保有・運用した場合の収益率です。収益がプラスのときもありますが、マイナスのタイミングも多く、運用成果の振れ幅が大きいことがわかります。

一方、上記と同じ金融商品を20年間保有・運用すると、以下のような結果になります(あくまでイメージ)。

引用:日本証券業協会

20年運用すると、運用成果の振れ幅が少なく、利益がプラスになる傾向が強いです。ただし、インデックスファンドの長期投資で目指せる利回りは平均4%という点を理解しておきましょう。

3:少額投資でも資産形成を目指せる

投資信託の特徴・メリットは、少額投資でも十分な資産形成を目指せることです。証券口座によって異なるものの、投資信託は最低100円もしくは1,000円から積立投資ができます。

一例として、投資信託で毎月5,000円を25年間運用した場合のシミュレーションを見てみましょう。利回りは、インデックスファンドの平均利回りである4%と仮定します。

引用:金融庁 資産運用シミュレーション

「毎月5,000円」と聞くと「少額を投資しても意味がないのでは?」と考えがちです。しかし上記のとおり、25年間の積立投資を継続することで毎月5,000円(元本総額150万円)でも資産総額257.1万円の実現が夢ではありません。

少額投資については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる人は読んでみてください。

積立NISAは少額だと意味ない?月5,000円を20年積み立てたら〇円に!

また、毎月の積立額を3万円にすれば、さらに大きな資産の形成を目指せます。以下は、毎月3万円・利回り4%・25年間の運用をシミュレーションした結果です。

引用:金融庁「資産運用シミュレーション」

25年後の資産は約1,542万円で、元本900万円に対して運用による利益が約642万円もついています。

このように、投資信託は少額からでも十分な資産形成を目指せます。運用期間が長いほど低リスクかつ複利の恩恵が大きいため、若いうちから少額投資を始めるのがおすすめです。

投資信託は積立NISAを活用して低リスクで運用しよう

投資信託は、投資のプロに運用を任せられるため初心者でも始めやすい投資方法です。自動的に分散投資ができるだけでなく、長期での運用により暴落リスクを抑えつつ資産形成を目指せます。

また、投資信託を始めるなら「積立NISA」の活用がおすすめです。積立NISAは最大20年の非課税枠(2024年以降は非課税枠撤廃予定)を利用できるので、手元に残る資産が大きくなります。

ただし、投資をするときは投資の本・ネット記事を読むなど勉強が必須です。どうしても「やっぱり投資ってよくわからない」「1人で始めるのは不安」と考える人は、投資スクールを検討するのもよいでしょう。
financial Free Collegeでは「無料勉強会」も開催しておりますので、気になる人はぜひ参加してみてください。

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