投資詐欺に遭わないために!怪しい投資の見分け方を理解してトラブルを防ごう

2022.08.05

「投資の運用を任せてもらえれば、高いリターンを約束するよ」

「高配当の暗号資産を知ってるんだけど、投資してみない?」

上記の口説き文句は、投資詐欺である可能性を疑ってみましょう。資産運用・投資への関心が高まる昨今、高配当をちらつかせて近づいてくる悪い人がいます。

投資は、うまく運用すれば将来の豊かな資産を形成できます。一方で、投資初心者が投資詐欺・トラブルに巻き込まれる事例が多発しているのも事実です。

「自分は大丈夫」と考えている人が、実は1番危険です。大切な資産を守るための「怪しい投資」の見分け方を解説するので、しっかりと理解して資産を守りましょう。

投資詐欺・トラブルが急増!

近年、投資詐欺・トラブルが急増しています。米国ロイター紙では、2021年以降の暗号資産に関する詐欺被害額が1,000億円以上と発表しています。

参考:REUTERS

以下は、金融庁が公表した「詐欺的な投資勧誘に関する情報の受付状況(令和3年10月1日から同年12月31日までの受付分)」です。

引用:金融庁

わずか3ヶ月間で、投資詐欺に関する相談が1,800件を超えています。そのうち1,503件が実際に被害を受けており、金融庁も注意喚起を行っているのです。

「高い配当の暗号資産がある」「上場確実なので、必ず儲かる!」などの勧誘を受けたことのある人は注意が必要です。お金を渡してしまったら最後、大切な資産は戻ってきません。

そのほか、以下のような謳い文句にも注意すべきです。

  • 元本が保証されている
  • ◯社の社債を購入すれば、あとから高額で買い取ります
  • 金融庁(またはその他の公的機関)から、認可・委託などを受けている

金融商品への投資において、元本が保証されるものはありません(一部の債券を除く)。また「社債をあとから高く買い取る」というのも、よくある投資手法の1つです。

さらに、公的機関(金融庁など)が投資の勧誘を民間業者に委託することはありません。上場しているのか、信頼できる純資産残高はあるのか、などの実態を把握することが大切です。

怪しい投資詐欺の見分け方

自身の資産を守るためには、怪しい投資詐欺を見分けて対策する必要があります。他人任せの運用・桁外れの高配当(月利や日利)・謎のファンドへの勧誘は、詐欺である可能性を疑ってみましょう。以下でそれぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。

1:運用を他人に任せる

怪しい投資詐欺に騙されないためには、運用を他人に任せないことが大切です。多くの投資詐欺は、「出資してくれれば、こちらが運用して配当金を出す」と勧誘してきます。

もちろん、運用を他人に任せる「投資信託」という正規の投資手法もあります。投資信託は、大手銀行や有名ネット証券などであれば問題ありません。

しかし、個人投資家や無名の投資グループに「運用を任せて」と言われる場合は、詐欺である場合があります。運用は他人に任せず、自分で運用するようにしましょう。

2:配当が高すぎる

怪しい投資詐欺の見分け方は、配当が高すぎる点です。一般的に、株式の配当利回りは高配当で年率5%と言われています。ちなみに、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の50年間の平均利回りは約20%です。

そのため「年間30%の利益がある」などの高すぎる配当は、詐欺だと考えてください。また「月利・日利」を謳う投資も詐欺(ポンジスキーム)です。

ポンジスキームとは「募った出資による運用益を配当金として支払う」と謳って資金を集め、破綻することを前提にお金を騙し取る詐欺手法のこと。実際の運用はない。

ポンジスキームは、多くのケースで「数十万円から出資できる」と誘われます。はじめのうちは別の出資者からの出資金を配当金として支払うため、「本当に儲かる」と騙される人が多いのです。もちろん、出資額を増やしたところで運用益は受け取れません。

3:謎のファンド

投資詐欺に遭わないために、実態が不明な「謎のファンド」にも注意しましょう。実際、謎のファンドに騙されるケースは少なくありません。

【被害実績のある謎のファンド】

  • 未公開株
  • 新規公開株
  • 海外への投資
  • 運用実績がわからない
  • 金融商品取引業の登録がない

上記のようなファンドの投資話が近づいてきた場合は、詐欺の可能性が高いです。基本的に、投資初心者に未公開株や新規公開株の話はきません。「必ず儲かる」という話は、詐欺であることを覚えておきましょう。

甘い言葉に騙されずに堅実な資産運用を目指そう

投資への関心が高まる一方、投資詐欺の被害も同時に拡大しています。「今後はお金の価値がなくなる」「老後資金が足りなくなるよ」などの不安を煽られると、つい投資話に耳を傾けてしまうかもれません。

しかし、投資に「絶対儲かる」ということはないと覚えておいてください。投資トラブルを防ぐためには、資産は自分で行う・高すぎる配当金を疑う・怪しいファンドに出資しないことが大切です。甘い言葉に騙されず、堅実な資産運用を目指しましょう。

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