なぜ今「円安」になっている?知らないと貧乏になる円安時の対策を解説

2022.05.06

2022年3月以降、外貨と比べて円の価値が下がる「円安」の状態が急激に進んでいます。円安は輸入商品の価格上昇を招くため、私たちの生活への打撃は避けられません。

そもそも、なぜ今「円安」になっているのでしょうか?原因と対策を理解し、豊かな将来のための資産形成を目指しましょう。

なぜ円安になるのか

円安になる原因には、主に「日米の金利格差」と「インフレ」があります。2022年5月現在、これらの原因となる減少が続いているのです。

1:日米の金利格差

円安になる大きな要因は、日米の金利格差が挙げられます。2022年5月11日に発表された米国の4月のCPIは前年同月比+8.3%であり、引き続き高水準となりました。

CPI(消費者物価指数)とは、全国の家計に係る財及びサービスの価格等を総合した、物価変動を時系列的に測定した指数。インフレ率の算出にも用いられる。

FRB(米国の中央銀行)は、インフレ率を抑えるために利上げなどの金融引き締めに踏み出します。一方、日本では金融緩和が継続しており、日米の金利格差は今後も続くと予想されます。

両国の金利格差があると、金利が高い資産(現在の米ドル)による資産運用で利益を得たいと考える投資家が増加します。その結果、円の価値の下落につながるのです。

2:インフレ

なぜ円安になるのか?については、インフレ(インフレーション)も要因の1つと言えます。インフレとは、モノやサービス全体の値段が継続的に上昇することです。

例えば、500円で買えた商品が600円に上昇した場合。同じものの購入に多くのお金を支払う必要があるため、円の価値が下落していると言えます。これは外貨と交換するときの為替レートで円の価値が下落するため、円安の原因となるのです。

悪い円安に注意

円安にはメリット・デメリットがありますが、後者が上回った状態は「悪い円安」と呼ばれます。まずは、円安のメリット・デメリットをおさらいしましょう。

  • メリット:輸出産業の業績が伸びやすい、外貨投資で高いリターンを目指せる
  • デメリット:輸入品の値段が高くなるため、輸入産業の業績が落ち込みやすい

2022年5月「日米間の金利格差」「インフレ」に加えて、ウクライナ問題による物価の高騰や急速な円安が問題視されています。円安は輸入品の値段が高くなるというデメリットがあるため、輸入企業だけでなく国民の家計へも大きな打撃となるでしょう。

そのため、現状は「悪い円安」の傾向が強まっていると言われています。また、米国の金融政策は金融引き締め、日本は依然として金融緩和を行っていることから、「悪い円安」と呼ばれる状態に今後も注意する必要があります。

円安時の対策は海外資産への投資

日米の金融政策の違いから、円安は今後も続くと予想されます。つまり円の価値がしばらくは下がるということです。このまま円資産だけを保有するのはリスクとなるため、資産を大きく目減りさせる前に対策しましょう。

円安時におすすめの対策は、海外資産への投資です。中でも、世界の基軸通貨であり現在も高い価値のある「米ドル」への投資がおすすめです。

海外資産への投資は、外貨積立もしくは積立NISAの利用で簡単に始められます。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 外貨投資:銀行提供の外貨普通預金の自動買付けサービス。買付頻度・金額などを設定することで、少額から外貨を積み立てられる。
  • 積立NISA:年間40万円・最大20年間の運用益が非課税になる金融庁の制度。金融庁が厳選した投資信託・ETF(全世界株・米国株含む)に投資できる。

どちらも少額から外貨を積み立てられるというメリットがあります。また積立NISAなら、本来かかるはずの約20%の税金が非課税になります。

非課税の場合は最終的に手元に残る資産が大きくなるので、初心者は積立NISAから始めてみるのがおすすめです。

海外資産へ投資するときの注意点

円安である現在、海外資産への投資には「高い利益を目指せる」「外貨へ資産分散ができる」などのメリットがあります。一方で、海外資産へ投資する際は為替変動リスクに注意が必要です。

※為替変動リスク:外貨を換金するときの為替差損益が確実ではないこと

円安の状態で海外資産へ投資しても、その後「円高(円の価値よりも外貨の価値が下がること)」になる可能性もあります。円高の場合は、外貨を換金すると損が生じます。

金融資産への投資である以上、円安で投資したからといって必ずしも利益を得られるわけではありません。積立NISAで分散投資することによって、暴落・為替変動のリスクを抑えることが大切です。

まとめ

海外資産への投資は、積立NISAで簡単に始められます。年間上限40万円の積立・運用益が最大20年間も非課税になるため、お得に資産形成を継続できます。

また、積立NISAなら確定申告や年末調整も必要ありません。日本語でのサポートを受けられるので、初心者でも安心です。

外貨を保有することで資産分散が可能となり、円安が招く貧乏な状態を回避できる可能性があります。少額からでもよいので、今すぐ海外資産への投資を始めましょう!

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