テーパリング目前!米国株の暴落から資産を守るためのおすすめ債券ETFを紹介します

2021.11.05

「テーパリング目前ってどういうこと?」

「米国株に投資しているけど、今後どうするべき?」

2021年10月現在、米国株式市場は株高を継続しています。しかし今後は、量的緩和を脱却し、株価調整のリスクがあるのです。

もし米国株が暴落したとき、あなたはその対策ができていますか?米国株への投資比率が高すぎると、暴落に耐えきれなくなる可能性があります。

そこで当記事では、目前に迫ったテーパリングによる米国株調整から、資産を守るための方法を解説します。反対に、テーパリングで勝てるかもしれない「債券ETF」も紹介するので、参考にしてみてください。

テーパリングに備える必要性

そもそもテーパリングとは、中央銀行が量的緩和策による資産買入れ額を徐々に減らしていくことです。超金融緩和状態から、抜け出すための出口戦略の1つとして採用されます。

リーマンショックやコロナショックによって株価が暴落した際の、具体的な例を解説しましょう。

株価が暴落すると、経済が悪化します。すると中央銀行(日本:日本銀行、米国:FRB)は、経済を回復させるために資産(国債)を買入れ。間接的に市場にお金を「ばらまく」ことで、現金以外の資産価値が上昇します。

この中央銀行の資産の買入れ(量的緩和)によって、つくられた株高が「金融相場」です。しかし量的緩和は、長く続けるとインフレの懸念があります。FRBの目的は「雇用の最大化」と「インフレ率2%の達成」ですが、後者はすでに超えてしまっているのです。

今以上のインフレは回避する必要があるため、「資産の買入れをやめる」「金融引き締め」に移行する。これがテーパリングです。

実際にFRB議長であるパウエル氏は、2022年中に金融引き締め・利上げを宣言しています。テーパリングによってマーケットは下落に備えるので、過剰リスクを取っている人は危険な状況と言えるのです。

テーパリングによる米国株の暴落対策

テーパリングによって米国株の暴落が起きたとき、現金比率が低いと「買い増し」ができず、狼狽売り・損切りのリスクにさらされます。

暴落を耐えるためには、以下の対策が必要です。

  • 現金比率を高めておく
  • 債券をポートフォリオに取り入れる

現金比率を高めておけば、暴落時に株を買い増しできます。株価が回復したときに取り返せるので、必ず現金比率の見直しをしておきましょう。

また暴落対策には、ポートフォリオに債券を取り入れるという方法もあります。債券は商品によって、株価暴落時に暴騰する可能性が。債券が上がれば売却し、株を買い増す資金にもできます。

また債券は、現金と違って金利を受け取れる点も魅力です。ポートフォリオに債券を取り入れ、活用しましょう。

債券ETFはなぜおすすめ?

暴落対策に、なぜ債券がおすすめなのか。下記のチャートを参考にしてみましょう。

参考:You Tubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」

上記はリーマン・ショック時の、S&P500と米国債ETF(TLT)のチャート比較です。リーマンショックの株価暴落によってS&P00は下落していますが、TLTは暴騰しています。

参考:You Tubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」

また上記は、コロナショック時の比較です。S&P500とTLTは、見事な逆相関であることがわかるでしょう。

過去の実績から、今後のテーパリングによる株価暴落時にも、債券が暴騰する可能性があります。ポートフォリオに取り入れておくことで、万が一の対策の1つとなりえる可能性が、十分にあるのです。

米国株の暴落に備えるおすすめ債券ETF3選

ポートフォリオに取り入れる債券は、どれがよいのか。下記ではおすすめの債券ETFを3つ紹介します。

債券ETFで最もおすすめなのは、iシェアーズ米国国債20年超ETF(TLT)です。

ティッカーTLT
ベンチマーク20年超の米国国債
分配金12回
分配金利回り1.43%
経費率0.15%
純資産総額約1.8兆円

TLTは、世界で最も安全な資産と言われている「米国国債」、さらに20年超をベンチマークとした債券ETFです。

純資産総額はトップクラスではありませんが、十分なボリュームを確保しています。資産を守るリスクヘッジが可能。また過去のリセッション時には、株との逆相関を見せているので、株価暴落の際に稼げる可能性があります。

またTLT以外では、iシェアーズコア米国総合債券市場ETF(AGG)と、バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)がおすすめです。

ティッカーAGGBND
ベンチマーク米国の投資適格債券市場全体を投資対象として、ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス
分配金12回
分配金利回り1.82%1.93%
経費率0.03%0.04%
純資産総額約9兆円約8兆円

上記2つのベンチマークは、全く同じです。簡単に言うと「格式の高い米国の債券市場に投資できる」ということ。違いは運用ファンドです。

AGGは純資産総額のボリューム最も大きく、BNDは次ぐ2番目の純資産を誇ります。債券は「格式」が重要です。上記の債券ETFは、格式の高い債券に「まるっと」投資できるので、おすすめとなっています。経費率が安い点も魅力でしょう。

テーパリングに備えて資産を守ろう!

テーパリングは「どれくらいくるのか?」、実際のところは誰にもわかりません。しかし、なにか起きたときのリスク管理は必須です。資産を守るために、しっかりと対策しておきましょう。

具体的には、「現金比率を高める」「債券ETFをポートフォリオに組み込む」ことです。リスクに備えることで、あなたの大切な資産を守れます。

今すぐにポートフォリオの見直しをし、リスク対策を行いましょう。

今回の記事をわかりやすくまとめた動画

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